「公開授業(学都仙台コンソーシアム事業) 「若年層の投票率向上に向けて」(全2回)」を開催しました
皇冠体育,皇冠比分6年11月18日(月)、11月25日(月)の2回にわたり、学都仙台コンソーシアム事業「若年層の投票率向上に向けて」と題した公開授業を実施しました。
宮城県では、特に20代前半の投票率が極端に低いと言われています。20代前半の世代が選挙や政治、広く社会に興味関心を持ち、投票行動へつながるよう、宮城県選挙管理委員会事務局が学都仙台コンソーシアムへ協力を依頼し、コンソーシアム加盟校のうち3校が、各校でアイデアを出し合い、この事業を実施しました。
本学では皇冠体育,皇冠比分の要請を受け、中等教育専攻言語?社会系教育コースの吉田剛教授(社会科教育学)、石田雅樹教授(政治学)が全2回の公開授業を受け持ちました。
第1回目は、吉田剛教授による「18歳選挙に関わる高校生と大学生の政治意識について」で、最初に高校生の政治意識を分析した資料を読み解き、次に、小学校卒業時点、中学校卒業時点、高校卒業時点のそれぞれで、「社会問題」を授業で取り扱う際に、どのように取り扱うか、取り扱う社会問題も自分たちで設定し、グループで考えてみました。初めに身近な高校卒業段階から、最後に小学生の子どもたちまで、学生たちは子どもたちの年代で教材なども具体的に考えながら、最後にはグループごとに出された意見をまとめて発表することができました。
第2回目は、石田雅樹教授による「「合意形成」と「政治的決定」について身近な問題から考える?議論する」でオーバーツーリズム(①渋滞②ゴミの不法投棄)を事例として地域社会の問題を考える取り組みが行われました。市政側と住民側それぞれの視点で問題解決のアイデアを出し合い、それを実行するプロセスを議論し、最後に代表者がそのアイデアとプロセスを発表しました。
2回の公開授業を通じ、学生たちは、社会科教育学、政治学のそれぞれの切り口から、将来、自身が社会科教員になったときの授業を想定しながら、意見を出し合い、まとめることができました。